名寄せ・重複統合

顧客リスト・取引先名簿の重複を名寄せします。会社名の法人格ゆれ((株)/株式会社)、電話、メールを正規化し、重複候補をグループにまとめます。各グループで残す1行を選ぶと、統合後CSVと除外行CSV(監査用)を出力できます。

🔒 取り込んだ顧客名・電話・メール・住所などの個人情報は、すべてお使いの端末内(ブラウザのlocalStorage)でのみ処理・保存され、サーバーには一切送信されません。結果の保管・共有にはCSV出力をご利用ください。

1. 顧客リストを貼り付け / CSV取込

1行目を見出しとして、会社名・電話・メール・住所などを含む表を貼り付けます(エクセルからのコピー=タブ区切り、CSV=カンマ区切りのどちらも可)。CSVファイルは上の「CSV取込」からも読み込めます。

2. 列を指定

正規化ルール(この規則で「同じ」を判定): 名称=全半角統一(カナ全角・英数半角)・スペース/中黒除去・法人格の統一((株)/㈱/株式会社→標準形)・英字小文字化。 電話=数字のみ抽出(ハイフン・括弧を無視)。メール=前後空白除去+小文字化。 「前株・後株を区別しない」がONのときは、法人格を取り除いて比較します。

3. 処理サマリ

4. 重複候補グループ(残す行を選ぶ)

各グループで「残す」行をラジオで選びます(既定=最初の行)。重複ではないと判断したら「グループを解除」で統合対象から外せます。①完全一致(名称/電話/メール)と②名称の類似(編集距離)で候補を作ります。

使い方(3ステップ)

  1. 顧客リストを取り込む — 会社名・電話・メール・住所などを含む表を貼り付けるか、CSVを取り込みます。
  2. 列を指定 — どの列が名称/電話/メール/住所かを選びます。名称は必須、電話・メール・住所は任意です。
  3. 残す行を選んで出力 — 重複候補グループごとに残す1行を選び、「統合後CSV」で重複を除いたリストを、「除外行CSV」で除外した行を出力します。

画面の例

名寄せ・重複統合の画面。顧客リスト7行を貼り付け、名称・電話・メール・住所の列を指定した状態で、処理サマリに重複グループ2件・統合後4行・除外3行が出ている
リストを貼り付けて列を指定すると、処理サマリに重複グループ数と統合後の行数が出る。

活用シーンと運用のコツ

営業部門では、展示会で集めた名刺リストを既存の顧客台帳に追加する前の重複チェックに使えます。2つのリストを1つの表に連結して貼り付ければ、「(株)テスト商事」と「株式会社テスト商事」のような法人格ゆれや、ハイフン有無だけが違う電話番号が同一候補にまとまり、案内状の二重送付を防げます。

経理・購買では、取引先台帳の棚卸しに向きます。前株(株式会社◯◯)と後株(◯◯株式会社)で二重登録された支払先は目視では見つけにくいですが、「前株・後株を区別しない」をONにすれば一括で候補に挙がります。

学校や地域の活動では、複数年度のPTA名簿・同窓会名簿の統合にも使えます。氏名のスペース有無や全角・半角の違いは正規化で吸収されるため、氏名+携帯番号で重複を洗い出せます。

よくある質問

どうやって重複を見つけていますか?(検出ロジック)
2段階で決定的に判定します。①完全一致=正規化した名称・電話・メールのいずれかが一致する行を、連結(Union-Find)して1グループにします(例: A社とB社が名称一致、B社とC社が電話一致なら、A・B・Cが同じグループ)。②名称の類似=同じ先頭文字のブロック内で、正規化名称の編集距離が2以下(短い名称〔4文字以下〕は1以下)の組を追加候補にします。処理量を抑えるため、②はデータが5,000行を超えるとスキップし、その旨を警告します(乱数は使わず、同じ入力なら常に同じ結果です)。
「株式会社テスト」と「(株)テスト」は同じ会社として扱われますか?
はい。法人格((株)/㈱/株式会社、(有)/有限会社など)を標準形に統一して比較するため、表記が違っても同一候補として検出します。「前株・後株を区別しない」をONにすると、法人格の位置(前株「株式会社◯◯」/後株「◯◯株式会社」)の違いも同一視します。一方、法人格を音写した「カブシキガイシャ…」のような表記は自動では株式会社と見なしません。あくまで候補提示なので、最終的な統合可否はご自身でご判断ください。
入力した顧客データはどこに保存される?
取り込んだデータ・列指定・選択状態は、すべてお使いのブラウザ内(localStorage)にのみ保存され、サーバーには一切送信されません。「保存CSV(#NAYOSE)」で元データと設定を丸ごと保存でき、再取込で同じ状態を復元できます。個人情報を含むため、共有時は取り扱いにご注意ください。
名称が空欄の行はどうなりますか?
名称が空欄の行は、名称の一致・類似による判定の対象外になります。該当する行があると処理サマリに「◯件の行は名称が空欄です」と警告が出ます。電話やメールの列を指定していれば、そちらの一致で候補にまとまります。
除外行CSVには何が記録されますか?
除外された行の元の列に加えて、「重複グループ」(グループ番号)と「残した行の名称」の2列が追記されます。どの行がどの行に統合されたのかを後から追えるので、統合後CSVとセットで保管すると確認や差し戻しに役立ちます。
「保存CSV(#NAYOSE)」に残す行の選択も保存されますか?
保存されるのは元データ・列指定・「前株・後株を区別しない」の設定です。「残す」行の選択とグループ解除は含まれず、再取込直後は既定(各グループの最初の行)に戻ります。判断が済んだら統合後CSV・除外行CSVを出力して結果を確定させるのが確実です。

※このツールはサーバー送信・通知・共同編集は行いません。名寄せはすべてお使いの端末内で完結します。検出は候補提示であり、正規化ルールの範囲外の表記ゆれ(社名の略称・旧社名・全く異なる綴りなど)は検出できない場合があります。統合の最終判断は必ず人が行ってください。

※ 入力はブラウザ内保存のため消えることがあります。大事なデータはCSVで保存してください(データの取り扱い)。