稟議書とは?何を書く?

公開: 2026年7月22日

結論

稟議書とは、会議を開く代わりに関係者へ書面(電子)を回して承認を得るための社内文書です。一般には件名・目的(理由)・金額・期間・比較検討・期待効果などを簡潔にまとめ、決裁ルートに沿って承認を得ます。何をどこまで書くか、承認ルートをどう組むかは会社の規定によって異なるため、自社の様式・金額基準に合わせるのが基本です。

稟議書とは——会議の代わりに「回して」承認を得る文書

稟議書(りんぎしょ)とは、担当者が起案した案件を、関係する上長や決裁者に順番に回して承認(押印・電子承認)を得るための社内文書です。「稟議」は関係者にはかって議るという意味で、わざわざ会議を招集しなくても、書面を回覧するだけで組織としての意思決定ができる——これが稟議のしくみです。備品の購入、外部への発注、契約の締結、採用など、一定の金額や重要度を超える判断で使われます。

稟議書に書く基本項目

様式は会社ごとに違いますが、決裁者が判断するために必要な情報はおおむね共通しています。承認者が「なぜ必要か・いくらか・他とどう比べたか」を短時間で理解できることが目的です。

項目書く内容
件名何についての稟議かを一行で(例:○○の購入について)
目的・理由なぜ今それが必要か。背景と解決したい課題
金額・費用見積金額。初期費用と継続費用が分かれば区別して
期間・スケジュールいつから・いつまで。導入や契約の時期
比較・代替案他の選択肢と比べてなぜこれかの根拠
期待効果導入で見込める効果(できれば数値で)
添付資料見積書・比較表・カタログなどの参考資料

すべてを長々と書く必要はありません。決裁者が知りたい要点を、簡潔にそろえることが大切です。

通りやすい稟議書のコツ

稟議がスムーズに承認される鍵は、承認者の疑問を先回りして潰しておくことです。読み手が抱きやすい「なぜ今?」「いくら?」「他の案は検討したの?」という問いに、本文であらかじめ答えておくと差し戻しが減ります。とくに比較・代替案は、「複数を検討したうえでこれを選んだ」という判断の跡を示すため、説得力を大きく左右します。

なお、どの金額から誰の承認が必要か(課長・部長・役員など)といった決裁ルートは、会社の規定で定められています。自社の様式や金額基準を必ず確認し、それに沿って作成してください。

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