釣り銭の内訳、何をいくつ用意する?金種バランスと補充の段取り

公開: 2026年8月18日

結論

釣り銭の内訳は、合計額を先に決めるのではなく「金種ごとに何枚」で組みます。主力は千円札と100円玉・10円玉で、この3つが釣り銭の大半を作ります。500円玉はその次、50円玉・5円玉・1円玉は端数用に少なめ、五千円札は数枚あれば足り、一万円札と二千円札は基本的に入れません。開店時の枚数を金種ごとに固定し、営業中は「この枚数を切ったら補充」という下限を決めて両替・補充し、締めで元の構成に戻すのが基本の段取りです。

合計額の目安は 釣り銭の準備金はいくら用意すればいい? にまとめたので、ここでは一歩先の金種ごとの役割と枚数のバランス営業中に切らさない補充の段取りに絞って整理します。

金種ごとの役割 — 釣り銭を作る金種と、入れない金種

2026年8月時点で発行されている通貨は、紙幣が一万円・五千円・二千円・千円の4種(日本銀行「現在発行されている銀行券・貨幣」)、硬貨が500円・100円・50円・10円・5円・1円の6種(通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律 第5条第1項)です。この10金種を、釣りとして渡す出番で分けます。

金種釣り銭での役割用意の考え方
一万円札・二千円札釣りとして渡す場面がほぼない入れない(二千円札が流通する沖縄県などは例外)。受け取った分は売上金として別に置く
五千円札1万円札で5,000円未満の会計を受けたとき数枚。千円札5枚で代用するなら0枚でも回る
千円札高額紙幣払いの釣りを作る主役最も多く。減りが速いので厚めに
500円玉千円未満の釣りの中核中程度。支払いで入る分と相殺されやすい
100円玉・10円玉ほぼ毎会計で動く端数の主役枚数ベースで多め。切れると会計が止まる
50円玉・5円玉端数の橋渡し少なめ。ただしゼロにはしない
1円玉1円単位の税込端数に必要1円単位の価格がある店は多め、ない店は少なめ

金種バランスの目安 — 「減る速さ」で枚数を決める

枚数は均等ではなく、営業中にどれだけ速く減るかで決めます。

硬貨は金額こそ小さくても枚数が要るため、点検は「金額で足りているか」ではなく「枚数で足りているか」で行うのが、金種バランスを崩さないコツです。初期構成を決めたら、1〜2週間は締めのときに「どの金種が一番減ったか」を記録し、減りの速い金種だけを増やす微調整で落ち着かせます。

補充の段取り — 開店前・営業中・締めの3タイミング

切らさないコツは、「いつ・何をきっかけに補充するか」を先に決めておくことです。

タイミングやることポイント
開店前決めた金種・枚数どおりにセットし、合計額を確認毎日同じ構成にすると締めの計算が楽
営業中金種ごとの「下限枚数」を切ったら、両替用現金や別レジから補充補充・両替した金額はその都度メモに残す
締め売上金を回収し、翌日分の構成に戻す足りない金種がここで分かるので、翌朝までに両替を段取り

下限枚数は在庫でいう発注点のようなもので、「千円札があと10枚になったら補充」「100円玉が20枚を切ったら両替」のように金種ごとに決めておきます。補充や両替の記録が漏れると、締めで過不足として現れます(詳しくは レジの過不足が出たときの対処は?)。逆に500円玉などが溜まってきたら、まとめて回収して次の両替の元手に回すと偏りをならせます。なお、硬貨の受け取りには法律上の目安があり、同じ金種は1回の支払いにつき20枚までが法貨として通用する範囲です(通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律 第7条)。20枚を超える分は、店側が同意すれば受け取っても差し支えありません。

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