エアコンの風がカビ臭い・においが取れない
カビっぽいにおいは、フィルターと風向板の汚れを取り、運転後に内部を乾かす設定(内部クリーンや送風運転など)を使います。
残るなら内部洗浄を頼む段階です。市販スプレーなどで自分で洗わず、業者・販売店・メーカー窓口に頼むよう各社が案内しています。
- 電源プラグを抜き、フィルターのほこりを取る
- 風向板(フラップ)の汚れを拭く
- 運転のあとに内部を乾かす
- 内部クリーンあり設定をオンにしておく
- 内部クリーンなし冷房のあとに送風運転
- 内部を洗浄スプレーで洗わない
- 残るなら業者・販売店・メーカー窓口へ
※2026年10月時点のメーカー・公的機関の公表に基づきます。機能名や操作は機種で違うので取扱説明書も確認してください。

においのもとは「カビ・ほこり」と「部屋のにおい」
夏にたまったホコリやダニなどの汚れはカビ菌やニオイの原因になり得る、とパナソニックは説明しています。三菱電機は、汗・タバコ・食品など部屋のにおいも熱交換器などに付き、内部が乾く・結露するの変わり目に多く出るとしています。
部屋のにおいには、窓を開けて低い温度で1時間ほど冷房し、結露水で流す方法も三菱電機は挙げています(湿度が高い日は室内機の下にシートを)。
出典: パナソニック(秋のエアコン) / 三菱電機(エアコンの風がにおう)
1フィルターと風向板の汚れを取る
- 運転を止め、電源プラグを抜く
- フィルターを外してほこりを吸い取る
- 汚れが残れば薄めた中性洗剤で洗い、陰干し
- 風向板(フラップ)を手で支えて布で拭く
電源が入ったままではファンが回り、けがや故障の原因になります(日立)。プラグやコンセントまわりのほこりも確かめます(発火につながる場合があるとパナソニック)。フィルターはしっかり乾かしてから戻します。
風向板の奥の吹き出し口や熱交換器は自分で掃除せず、業者や販売店に相談するよう日立は案内しています。
出典: 日立(フィルター) / 日立(お手入れ) / パナソニック(秋のエアコン)
2運転のあとに内部を乾かす
これは冷房・除湿のあとのカビ予防です。付いたにおいは手順1と内部洗浄で対処します。
- 冷房・除湿の停止後に内部を乾かす機能
- 名前は機種により違う(内部乾燥など)
- 取扱説明書で「内部クリーン」を引いて設定
- 冷房のあとにリモコンの「送風」で運転
- ボタン名は機種で違う(風だけ・空清など)
- 送風が無い機種は取扱説明書で代わりの方法を確認
送風の時間はパナソニックが3〜4時間、三菱電機が5〜6時間ほどと各社で違います。パナソニックは自社の内部クリーンを「生えてしまったカビを除去する機能ではない」と注記しています。
出典: パナソニック(秋のエアコン) / 三菱電機(エアコンの風がにおう) / 日立(内部乾燥)
市販の洗浄スプレーで内部を洗わない
日立は、市販の洗浄スプレーを使わないよう案内しています。残った洗浄剤で部品の破損や絶縁不良が起き、発煙・発火につながるおそれがあるためです。NITE(製品評価技術基盤機構)も、可燃性ガス入りスプレーでの出火例を挙げています。
洗ったあと焦げ臭いにおい・異常な振動や音・水漏れが出たら、使用をやめプラグを抜いて修理相談窓口へ、と日立は案内しています。
出典: 日立(市販の洗浄スプレー) / NITE(エアコン・扇風機の事故)
においが残るなら内部洗浄を頼む
内部洗浄は自分でせず、専門の業者・購入した販売店・メーカーの窓口に頼むよう三菱電機と日立は案内しています。国民生活センターは、低価格をうたうクリーニングの電話勧誘で当日に追加契約を勧められ高額になった例を挙げ、その場で決めないよう助言しています。困ったときは消費者ホットライン188に相談できます。
出典: 三菱電機(エアコンの風がにおう) / 日立(内部洗浄) / 国民生活センター(見守り新鮮情報 第450号)